AGA(男性型脱毛症)とは?

AGAが病気かといえば、病気であるともいえるし、病気でないともいえると思います。男性型脱毛症が進行して、髪の毛が少なくなってしまったときに、頭髪が少ないことにコンプレックスを感じて、人前に出るのがつらくなってしまったり、女性との交際に消極的になってしまったり、毎日、髪の毛のことばかり考えてしまう状態が続くようであれば、病気と考えられるのではないでしょうか。その一方で、AGAが進んで、頭髪が少なくなっても、そのことが全く気にならなければ病気でないといえるでしょう。問題になるのは、男性型脱毛症そのものではなく、髪の毛が少なくなってしまったことを、自分自身がどのようにとらえているかだと考えられます。

日本国内でAGAでどのくらいの人が悩んでいるのか、正確な人数はよく分かっていませんが、だいたい1,260万人ほどが薄毛の症状に悩んでいるといわれています。1,260万人を男性だけの人口に当てはめて単純に計算してみると、おおよそ5人に1人が男性型脱毛症に悩んでいるといえそうです。専門家のなかには、3人に1人が発症するという説を唱えている人もありますので、AGAはとても身近な問題と考えられます。特に、若い年齢で発症してしまった場合には、同世代にまだ患者さんが少ないため、自分だけが薄毛になってしまったように感じられて、薄毛の問題がより深刻に感じられるケースが多いようです。このような場合は、早めにクリニックで相談すると、心の負担が軽くなるのではないでしょうか。

AGAを発症する年齢は、何才くらいからが多くなるのでしょう。一般的には年齢が上がるほど発症のリスクも上がるといわれています。思春期以降に起こりやすくなり、早い人では10代や20代から発症することがあるとされています。一般的には、30代から40代の前半で発症するケースが最も多いようです。若い人の場合、最初のうちは男性型脱毛症と気が付かないことも多いようですが、少しずつ生え際の毛が少なくなってきたり、頭頂部の髪の毛にボリュームが出なくなってくる症状で気づくことが多いようです。また、髪の毛が全体的に細くなって、柔らかくなったと感じて気づく人もいるようです。男性型脱毛症は、早めの発見が肝心とされていますので、日頃から気を配っておきたいものです。

AGAの症状の進み方には、いくつかの特色があるといわれています。一つめは、M字型とも呼ばれていますが、両側のこめかみ付近の生え際が後退してくる症状です。もう一つはつむじのあたりの頭頂部の薄毛が進行してくる症状です。さらに、これらが混合していたり、前頭部が全体的に薄くなったり、毛が細くなるケースもあり、症状の進み方は人それぞれといえるでしょう。 男性型脱毛症の原因は、男性ホルモンのテストステロンからDHTが生成されることにあるとされています。脱毛が進行した部位ではDHTの濃度が高いといわれていますので、DHTを生み出さないことが有効な治療法とされており、クリニックでは、プロペシアなどの内服薬での治療が主流となっています。